立っているだけで辛かった坐骨神経痛が、たった1ヶ月で良くなった。

改善事例集キャッチ完成

患者

30代 男性 安八郡 T.Mさん

来院

2016年8月

症状

初診時の約1週間前に船で魚釣りへ行き、バケツで水汲みをした時に痛みが走り、安静にする為に車で仮眠していたら症状が悪化したとのこと。その後は日に日に症状がキツくなってしまい来院された。

坐骨神経痛により立位になると左太もも〜ふくらはぎにかけての激痛で、寝ている時や車の運転時にもジワーッと痛みが増してきて、寝ていても夜中に途中で目が覚めてしまう。朝起き上がるのにも時間がかかってしまう。

身体を前へ倒そうとすると足にかけての痛みで動かせない。かがむことが出来ない状態であった。

また詳しくお話を聞くと、数年前にも今回と同じ左足に似たような痛みがあり、その時は整形外科へ行って注射と薬や湿布で時間の経過とともになんとなく治まったが、今回の痛みはその時よりもかなりキツかったので、インターネットでどこか良さそうな所はないか?と調べられ当院のことを知り、予約していただいた。

宮川崇男

治療内容と経過

初回施術後その日は楽だったが次の日には症状が、ぶり返していた。4回目くらいまでは症状は一進一退でった。

その後5回目の施術が終わった時には日中も痛みがあり日常生活に支障をきたしていたのが、痛みは朝だけになり腰を左右に倒したり、動かすのもスムーズになった。

通院されてから1ヶ月後には普通に生活出来るまでに回復。

2ヶ月目には2週間に1回の月2回のペースで通院。

3ヶ月目以降は月1回のコンディション維持のためメンテナンス通院となり、趣味の海釣りにもまた行けるようになり、現在も経過良好である。

使用した主な手技療法

骨盤矯正・股関節調整・頚椎矯正

考察

初回〜4回目の施術までは症状の度合いは一進一退といった感じであった。これは坐骨神経痛の場合、発症後すぐ時間が経っていない急性期(発症後1ヶ月以内)だと起こりやすいパターンである。

というのも、発症直後は坐骨神経自体が過敏になっていると考えられる。坐骨神経はあくまで症状が出ている部分ではあるが根本の原因ではないことが多いと日々の臨床経験から推測される。なので整形外科などで痛み止めの注射やブロック注射を打つと、その場は症状が一気に改善されるということが起こる。しかし多くの場合、その後数時間すると痛みがぶり返してくる。これは単純に薬の成分が数時間で体内に吸収されてしまい、その効果がなくなってしまうからである。

当院では症状だけにフォーカスせず、体全体や骨格のバランスを整えていく。その場だけの症状に対する施術をしていると、結果的に改善までに時間がかかってしまうことが多い。というより局所だけの施術では良くなる可能性は少ないと考える。

根本の原因を詳しい検査にて探し出し、その原因に対して適切にアプローチすることで、初回からその場ですぐに効果がない今回の様なケースでも結果的に短い期間で症状は改善出来る。

このページの作成者について

三ツ村聖

著者:三ツ村聖

〜略歴〜

岐阜県瑞穂市の整体院「みつむら接骨院」院長

プロの整体師約370名が在籍している業界団体にて、講演の講師を平成28年、平成29年と2年連続で勤めたプロを指導するプロの治療家。

 

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