膝が腫れて歩けず、なんとも辛かった変形性膝関節症の痛みが改善

改善事例集キャッチ完成

患者

50代 女性 羽島市 Nさん

来院

2016年11月

症状

数年前から膝に痛みがあり「変形性膝関節症」と整形外科で診断を受けていた。

2、3日前にいつも通り洗濯物を干していた際、膝にすごい痛みが走り、その日のうちに膝が腫れ上がってしまい、歩くことも困難になってしまった。

なんとも辛い状況だったとのこと。

膝を曲げようとすると90°まで曲げるのも出来ない状態であった。また膝の周辺(特に膝のお皿の上部)は水腫が溜まり膝の腫れもあった。

触診していくと膝の内側に特に痛みが強いポイントがあった。

膝以外では高血圧で体温は普段から低めとのこと。

変形性膝関節症(西川裕子)

治療内容と経過

2回目までは膝周辺の炎症があり腫れがあった。膝関節を直接動かすと痛みが強かったため、まずは膝関節周囲からアプローチしていくことを選択した。

炎症が強く出ている場合、無理に炎症を起こしている部分に直接アプローチすると、かえって炎症を引き起こしてしまうリスクがあるので見極めが必須となってくる。

膝や下肢の場合、体重のかかり方も改善までの治療期間に大きく影響することが多い。今回も骨盤部の歪みも見られたので合わせて矯正。

膝周囲の炎症による腫れは2回目の施術後には、だいぶ引いたので3回目以降は順調に毎回良くなっていき普通に歩けるようになった。

5回目後には、1日中歩いても問題ないくらいにまで回復された。

また毎日血圧を測ると高かったのが、最近は正常値のことが増えてきたとのこと。

現在は、コンディション維持のため2週に1回のペースで通院されている。

使用した主な手技療法

骨盤矯正・膝関節矯正・筋膜リリース

考察

変形性膝関節症と聞くと、骨が変形してしまって痛みが出ているから治らないんじゃないか・・・と考える人もいるのだと思う。

この方も整形外科では年齢のせいや、ここ最近で体重が2、3㎏増えたこともあり体重のせいでは?といったことを言われていた。確かに年齢を重ねることにより基礎代謝量なども低くなりがちですし、膝のことを考えると体重は重いよりは軽いほうが当然負担は少なくなる。

しかし、この方もそうですが当院に来られている方は数回の施術で膝の痛みがなくなり、今では痛みのなかった頃のように普通に歩かれている方が多くいる。

それは膝ばかりを診るのではなく、他の原因なども探っていき問題点を突き止め、的確にアプローチしていくから。

膝への体重のかかり方や膝周囲の筋肉などを正常に動けるようにし、骨盤部や股関節・足首の動きを取り戻すことにより膝への負担を減らしていける。

このページの作成者について

三ツ村聖

著者:三ツ村聖

〜略歴〜

岐阜県瑞穂市の整体院「みつむら接骨院」院長

プロの整体師約370名が在籍している業界団体にて、講演の講師を平成28年、平成29年と2年連続で勤めたプロを指導するプロの治療家。

 

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