整形外科で取れなかった左膝の痛みが1ヶ月で取れました。 

患者

50代 男性 岐阜市 Nさん

来院

2016年7月

症状

6ヶ月前から左膝が曲がらなくなり、正座も出来ない。歩くのにも疼痛があり、特に下り坂での歩行は痛みで歩けない状態であった。

また痛みによって、趣味のロードバイクにも乗れない日々で、このまま良くならずに悪くなっていってしまうんじゃないか・・・と考えるように。

整形外科へ行くと、過去に痛めた左膝の内側側副靭帯・後縦靭帯の損傷の影響で膝が変形してきているので「膝の筋肉を付けてください」と言われるのみで、通っていたが改善されていなかった。

変形性膝関節症(中谷新一)

治療内容と経過

整形外科でも指摘されている通り、左膝は痛みのない右膝と比べると内側に変形があった。しかし、「膝の変形=膝の痛み」でないことが実は多い。

膝の関節部の円滑性を取り戻すように矯正していくと、まずは非荷重時(体重のかかっていない状態)での膝のスムーズさが出てくるようになった。

また膝関節の場合、足への体重のかかり方やポイントになってくる。今回の場合も骨盤部の歪み・股関節の可動性の左右差が見られたので膝と並行して施術をしていった。

来院されてから3回目には痛みは、気にならなくなり1ヶ月後にはロードバイクにも乗れるようになるまで回復された。

その後は、来院される期間を延ばしていき計7回で卒業された。その後は、コンディション維持のため月1回のペースでメンテナンスしている。

使用した主な手技療法

骨盤矯正・股関節矯正・膝関節矯正

考察

レントゲン撮影で、「骨の変形があるので仕方ないですよ」「膝の筋肉が足りないので筋肉をつけてください」とだけ言われ、注射や湿布では痛みが引かないケースは多々ある。また過去の膝の靭帯損傷の影響があるので、うまく付き合っていってください。とだけ言われるが、具体的なケアの方法などは教えてもらえないといった事もある。

今回のケースも、具体的な原因や普段の生活の中でのセルフケアの方法やケアをする上で気をつけるべきポイントなどの説明は受けていなかった。

当院では、その方の身体の状態を見極めて、1人1人に合った施術計画を立て施術していく。またセルフケアの方法などもお伝えするので、自分でも日々やっていただく事で少しでも早く回復に向かう事が可能になる。

過去に靭帯損傷などをしていると痛めてしまった靭帯自体は、それ以上修復は難しいので他で補う必要が出てくる。裏を返すと、例えそのような事があったとしても他で補う事は可能であるとも言える。

またセルフケアを継続してやっていただく事で、再発防止にもなるので痛みが出なくなってからもコンディション維持のためにも続けていただきたいところである。

このページの作成者について

三ツ村聖

著者:三ツ村聖

〜略歴〜

岐阜県瑞穂市の整体院「みつむら接骨院」院長

プロの整体師約370名が在籍している業界団体にて、講演の講師を平成28年、平成29年と2年連続で勤めたプロを指導するプロの治療家。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加