２０代　男性　揖斐郡　Kさん

２０１６年７月

１ヶ月くらい前から、右肩をあげる動作や右手で物を引っ張ると右の背中に痛みとシビレが出てきていた。また３０分くらい同じ姿勢で座っていると右の腰が痛くなり、体を前にかがませたり後ろに反らせたりするのも痛みがあった。

運動が好きで体を鍛えていて、ベストボディージャパンという大会への出場を目標にトレーニングをしていたが、このままではトレーニングを続けられなくなんじゃないか・・・と悩んでいた。

当院へ来られる前に整形外科を受診し、患部に注射を打ったが症状が変わらなかったため来院された。

初回検査にて身体の歪みが見られ、特に骨盤の左右の高さの違いに合わせて右肩下がり、胸郭（肋骨部）の歪みもみられた。普段から運動習慣があるので身体の変化が出やすく骨盤部の歪みは初回後には改善。

その後は、骨盤部を安定した状態に保つために施術を継続した。経過良好だったため通われるごとに通院期間を週１、２週間に１回と計画通りに伸ばし、１ヶ月後には卒業となり、その後はコンディション維持のため月に１回のペースで来院されている。

骨盤矯正・胸郭矯正

トレーニングをする上で骨格の歪みがある状態でするのと、歪みのない状態でするのとでは、大きくトレーニング効果の差に繋がってしまうと考えられる。骨盤部の歪みや姿勢の良くない状態では、身体の軸が重力に対して拮抗しづらいので力が入りづらくなり本来の身体のパフォーマンスを発揮できなくなってしまうからである。この症例でも骨盤部の歪みが大きくあった。骨盤部の歪みが取れ、安定してからは左右均等に筋肉が付くようになり楽しくトレーニングに打ち込めると喜びの声もいただけた。

骨盤部が安定するのには、その人の生活習慣や身体の状態によって個人差はあるが今回のように初回で変化を出せることも少なくない。