脳外科・耳鼻科で検査を受け、異常がなかった「めまい」が改善!

改善事例集キャッチ完成

患者

男性 20代 大垣市 N.Iさん

来院

2016年5月

症状

1ヶ月前(4月中頃)に職場で床に倒れてから自力では起き上がれない状態になり、数日後からは約1ヶ月間毎日、立とうとすると身体全体が前後左右にフラつき立っていられない。また両目の奥から後頭部にかけてドーンと重く、手足の先は震えがある。
立てない状態であるので、倒れてからは職場にも行けなく復帰のメドが立っていない。
病院では脳外科・耳鼻科・内科を受診するも異常なし。精神科にて統合失調症と診断される。安定剤を飲んでいるが症状は一向に変化がない。
7年前から夜の寝付きが良くないため睡眠導入剤を服用している。

めまい・統合失調症

治療内容と経過

初診時には真っ直ぐ立つ以前に座っていることも困難な状態であった。めまいは頚椎や頭蓋からきていることが多いので、仰臥位にて調整。4回目には真っ直ぐ立位保持が可能になった。立位になれるようになったので、詳しく身体を検査。骨盤の歪み・背骨の側弯が顕著であったので、身体全体の矯正も追加。
7回目には、フラつきは全くなくなり少しずつ散歩出来るようになった。
この頃から、背中のハリ・食後の吐き気・胃の不快感・緊張すると呼吸が苦しく異常に手汗をかく。といった症状を訴えるようになる。
9回目には上記の症状が少し和らいできたので病院で処方される安定剤をより軽い薬に変更。変更後は背中のハリ・吐き気や胃の不快感、呼吸の乱れ、手汗といった症状も日を追う毎に軽減していった。
初診から1ヶ月半経過後、職場復帰しました。その後はコンディション維持のため2週間に1回来院。

使用した主な手技療法

骨盤矯正・頚椎矯正・頭蓋矯正・側弯矯正・内臓調整

考察

まずフラつきは、めまい症状が強く出ていたのだと考えられる。めまいと頚椎の歪みは関係していることが多い。特に脳外科や耳鼻科で検査を受けたが、異常がなかった場合はこの可能性が高い。
また統合失調症と診断を受け、薬を処方されていたが服用していた薬の副作用により「食後の吐き気・胃の不快感・緊張すると呼吸が苦しく異常に手汗をかく」といった症状が出ていたのではないか?と推測される。事実、身体の状態が安定し薬の種類を変えた数日後から上記の症状は出現しなくなっていった。
薬による治療でよくならない場合、的確に身体の歪み・背骨の歪みを整えることにより本来持っている治癒力を引き上げられた事が今回の症状の回復の要因であった。

このページの作成者について

三ツ村聖

著者:三ツ村聖

〜略歴〜

岐阜県瑞穂市の整体院「みつむら接骨院」院長

プロの整体師約370名が在籍している業界団体にて、講演の講師を平成28年、平成29年と2年連続で勤めたプロを指導するプロの治療家。

 

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